内装工事におけるトラブル
価格交渉が終了し、いざ発注。
今回発注させていただいた会社は、
サラリーマン時代の取引先の業者さん。
とにかく安いのがウリ、でも大雑把、
という会社さんでした。
今回は正直金額最優先で選びました。
下記の部分でトラブルがありました。
私の詰めの甘さに起因する部分や、価格交渉の弊害の部分もあるかもしれません。お恥ずかしい限りですが、少しでも皆様の失敗が無いようにお役立ていただければと思い、お伝え致します。
工期について
当然のことながら、工期を確認してインストラクターの研修日やオープンまでの最終仕上げを逆算して、開業日を決めました。半月分のフリーレントは管理会社さんからいただいていましたが、
内装工事期間も家賃が発生している以上、
1日でも早く開業したい
というのが本音です。
当初予定では3週間の工期でしたが、
床を簡素化したり、交渉の上で、
最終的には2週間強の工期になりました。
しかし始まってみたものの…
来る日も来る日も進んでいない…
これ、ゼッタイ間に合わないな…
と素人ながらに察しました。
幾度となく「間に合いますよね?」の確認をし続けましたが、都度「大丈夫です」の回答。
案の定、最終日になっても終わらず。
大雑把な会社の大雑把すぎる工事、
本当に呆れました。
こんなことがあり得てしまうのです。
工期の確認は、書面でこまめに行う
ようにしてください。
内装業者さんは嫌がると思いますが、
遅延に関する取り決め
もしておくことをお勧めします。
1ヶ月の賃料が20万円だとすれば、
1日遅れる毎に7,000円程度のカラ家賃
を支払うことになります。結構イタイです。
工期の確認は書面で確実に!
こんなのがレアケースなのか良くあるケースかは正直分かりません。でも、より確実に対応していくことをお勧めします。
仕上がりについて
結局、内装工事終了は、
当初約束から7日後。
開業日は各種広告物等である程度固めていたので、動かすとそれなりにロスが発生します。仕方なく、公共施設の会議室を有料レンタルして、インストラクター研修等を行いました。
そして仕上がりにもビックリ。
- 天井に穴があったり…
- 壁にビスが残っていたり…
- ゴミが置いてあったり…
- 塗装が飛び散っていたり…
上記はごく一例ですが、こんな感じの部分が20か所くらいありました(笑)これらの状態をある意味「良し」と判断して工事を終わらせた現場監督と話しても意味が無い。内装業者の社長さんに来てもらい、全て確認及び写真を撮ってもらった上で、どう対応いただけるかを話し合いました。
当たり前のことですが…
モノには適正価格がある
と強く感じました。
金額最優先でいった私が悪いのか。
でも出来なければ出来ないとハッキリ初めに言って欲しいし、受注した以上は責任をもってやってもらいたい。内装工事って、ありとあらゆる業者さんがいるけど、こんなことがまかり通る業界なのかとかなり考えました。
独立開業という一大決心をして、何もわからないままガムシャラに一生懸命頑張っている最中で出鼻をくじかれ、人生最大級の怒りを感じたことを強く覚えています(笑)
手直し等の交渉
工期が遅れ、仕上がりもいい加減。
手直し交渉も中々進まず。
オープン予定日が差し迫る状況。
とにかく時間がない。
美装仕上げを自分で行い、
誤魔化しながら開業出来る状態にしました。
このままでは絶対納得しない!
法律に詳しくないので、「損害賠償?」「債務不履行?」なのか、または他に当たるのか。それは良く分かりません。なのでこれまでの事実を社長に述べました。例えば、
- 工期遅れのため研修で有料施設を借りたこと
- 美装工事が料金に入っているのにゴミがあったり塗装が飛び散ったままであること
- 天井の補修費や塗装費も料金に入っているのに穴が空いたままや剥がれているところが目に余ること
などです。
適切に処置してもらう
か
不適当な部分を減額
しかないかなと思っていました。
社長からは後者の提案が来ました。
268万円→233万円(▲35万円)
了承しました。
お金が無い開業当初でしたが、
値段が下がって嬉しいという感覚は皆無
でした。
お願いしたことをお願いした金額で
きちんと対応して欲しかった
ただそれだけです。
穴の補修跡を見るたびに嫌な思いになりました。結果的に開業後、落ち着いたタイミングで別業者さんによって補修は出来ましたが、開業前の一番大きなお金のウェイトがかかる内装工事業者さん選びは、大失敗でした( ;∀;)
モノには適正価格がある
安かろう悪かろうには要注意!