内装工事のまとめ
仕様について
開業時においては、1円でも安く、
限られた予算で工事を行うと思います。
私が体感した節約ポイントとしては、
- スケルトン物件は選ばない
- エアコンが残っている物件を選ぶ
- 床材に拘り過ぎない
- 鏡は全面必要ない
- あまりにも安い場合は警戒する
以上5点です。
スケルトン物件は、
内装が自由に出来て魅力的ですし、
一般的に空き物件としても数が多いです。
ただ以前お伝えした通り、床や天井等を新たに整備しなければいけないので、
内装工事費用が高額になります。
今回最終的に233万円で終わった工事ですが、スケルトンであれば900万円ほどかかったと思います。いくら良いテナント物件でも、内装工事にここまで費用をかけたら回収が大変です。
エアコンについては、
私が借りたテナント物件はエアコンがついていました。これは探せば結構あります。スケルトン物件だと、当然エアコンも付いていないケースがほとんどです。
床も天井もそのまま残っていて、
かつエアコンもある。
これだけで数百万円違いが出ます。
床材については、
無垢のフローリングは確かに気持ちが良いですし憧れます。でも、
安くて掃除がしやすい、
フロアタイルで十分
と私は思っています。
拘るのであれば、良いヨガマットを揃えましょう!いくら拘った床材でも、不衛生では意味がありません。
鏡についてですが、
鏡も結構お金がかかるポイントです。
スタジオなので、鏡は必須です。
相当重たいので施工面の補強も必要です。
鏡は全面に貼る必要はありません。
上は最低限背丈が映れば良いですし、
鏡から少し離れてヨガをしますので、
足元30センチほどは空けておいて大丈夫です。
スタジオの端から端まで埋めつくす必要もありません(現実的に一番端までお客様を詰めないので)。
両端数十センチ空ければ鏡1枚分節約
できます。
面積は出来るだけ少なくすること
がポイントです。
安い場合は警戒についてですが、
モノには適正価格があります。
相見積もりを取りあまりにも安い場合において、他社より安い明確な理由の説明が十分に受けられない場合は警戒しましょう。
安かろう悪かろう
が結果的に高くつき最悪です。
費用と期間について
繰り返しになりますが、ネット等で出ている一般的な内装工事費、坪●●円、はアテになりません。私が実際に支払った金額は、約50坪で233万円。
坪単価 47,000円
でした。
養生・墨出し・発生材処分
間仕切り新設・撤去
天井補修・塗装
床材施工
クロス張替
電気工事
鏡設置
マット干す用の手摺設置
LEDダウンライト新設
エアコン移設
看板設置
管理費
など全て込みの金額です。
広さや元々の仕様が関係するので一概には言えませんが、一つの実例として参考にしていただければ幸いです。
期間は約3週間でした。
電気工事の方しか居なかった日や、
誰も居なかった日も何日かあります。
夜間工事ももちろんしていません。
職人さんの調整がきちんと出来る業者さんなら2週間で終わったと思います。
内装工事のまとめ
最終的には当初予算より安く済みましたが、トラブルもありやはり大変でした。開店を急ぐあまり早足になりがちですが、
キチンと相見積もりを取り、
「言い値」にならないことと、
出来るだけイメージを伝えること
がまずは大切だと思います。
私は事前に”サンゲツ”というメーカーさんのショールームに行って、ある程度床材や壁紙まで選んでおきました。素人でもショールームで現物を見ることが出来ます。やたら高いのをすすめられましたが(笑)、流されないことです。
高いものを一度目にすると、
それが基準になりがちです。
優先すべきは何かを明確にして、
ブレないようにしてください。
価格を重視されるなら、お伝えしてきたように安く出来るポイントがいくつかありますので、参考にしていただければ幸いです。
また、ヨガスタジオを何施設も施工されてきた内装業者さんに出会うのは難しいと思います。例えばですが、
ヨガマットを干すための手摺。
壁一面にズラッとマットをかけようとした場合。マットは大体横幅60センチありますので、手摺の補強の繋ぎ目が65センチ幅くらいで付いていると効率的にマットをかけることが出来ます。内装業者さんはマット幅など知る由も無いので、こちら側からリクエストすれば対応いただけます。任せきりではなく、自分でもしっかり考えながら、やっていけば問題ないと思います。