ヨガスタジオ開業体験記

~費用・集客・売上・トラブルなど赤裸々告白~

事業計画書の構成

創業計画書との違い

ここでお伝えする「事業計画書」は、金融機関から借入を行う際に必要な、

  • 創業・再挑戦計画書
  • 創業計画書

とは別の事業計画書です。

借入を行う際に必須となる資料ではありませんが、以下の理由から作成しました。

  1. 自分の頭の中の考えを整理するため
  2. 未経験で融資が不利だと思われたため

以上2点に尽きます。

色々なスタジオの体験レッスンで見たこと、感じたことも踏まえながら、自分が創りたいスタジオの、

■方向性

■料金形態

■収支計画

■他店との差別化

■市場優位性

などを頭の中に思い描いていました。

それに想いを加えて書面にしたものです。

結果として、この資料があったから無事に融資承認をいただけた(500万円)と思っています。 

ビジョンを明確に

どんなスタジオを創りたいかを明確にすることが必要です。基本的な考え方としては、既存の流行っているスタジオの真似をすれば、ある程度上手くいくと思っています。

でもそれだと、

  • 私(あなた)が開業する意味
  • 開業するスタジオの存在意義

が薄いです。

未経験の私に融資はおりないでしょう。

言い方は悪いかもしれませんが、創業融資に対して実績報告は不要なので、 机上の空論での勝負です。

Point

空論をいかに説得力を持って融資担当者に伝えられるか

だと思いました。

業界未経験の場合は特に融資ハードルが上がると予測されるため、想いだけで突っ走ることは危険ですので、理路整然と「この事業に出資しても良い」と思ってもらえる構成である必要があります。

私の場合、情報収集の中で、

  • 中高年女性のヨガに対する潜在ニーズ
  • 高齢化社会を見据えて30年続くスタジオ

細かくお話しすると尽きませんので簡単に書きましたが、これらを重点的に掘り下げて計画を構成していきました。 

事業計画書の構成

約50ページにわたる超大作(笑)は、以下の構成で作成しました。事業計画書に正解はありませんので、ご参考までに見ていただければ幸いです。

◆1.0 事業の概要

・1.1 事業を始めるにあたって

・1.2 事業目的

・1.3 事業概要

◆2.0 市場の概要

・2.1 50歳以上の人口増加

・2.2 消費をリードする牽引役

・2.3 趣味・健康への関心

・2.4 アンチエイジング効果のあるヨガ

・2.5 日本におけるヨガ市場

・2.6 ●●(創業場所)における潜在顧客

◆3.0 マーケティング戦略

・3.1 価格戦略

・3.2 価値戦略

・3.3 出店戦略

・3.4 マーケティングポジション

・3.5 現状の課題と競争優位性

◆4.0 収支計画

・4.1 3か年財務計画

・4.2 利用者数予測

・4.3 会員確保・維持のために

・4.4 第1期収支予測

・4.5 第1期予測キャッシュフロー

◆5.0 経営計画

・5.1 開業に向けた主なスケジュール

・5.2 協力業者様及び必要リソース獲得手段

・5.3 ビジネスモデルの魅力

・5.4 中長期事業計画

◆Appendix

・関連資料

特に◆4.0  収支計画の項目なんて、空論を並べるしか無いんです。「やってみないと分からない」から説得力が必要です。

もしこれを見て「私には無理」と思った方、ご心配なさらず!!

私はサラリーマン時代にPowerPointで提案資料や社内答申資料を作ることが多かったので、たまたま資料作成は慣れていました。

この事業計画書は必須の資料ではありませんし、私にはヨガの経験が全くなかったので、理論武装するために必要でした。自分を売り込むためのツールとして、事業計画書を一つの武器として選んだということです。

私はPowerPointの資料作成方針として、「1シート、1メッセージ」を意識しています。

なので、50ページと言っても、想いを50ワードにまとめたようなものです。

事業計画書を作ろう!と思った方はぜひ参考にしていただければ嬉しいです。

なお創業融資についての詳細はまた後日追記しようと思っています。