ホットヨガと常温ヨガ 開業目線で比較
私は常温ヨガを選択
費用面のお話なども今後出てきますので、
私のスタジオの方向性の確認です。
スタジオの温度環境は大枠で
- ホットヨガスタジオ
- 常温ヨガスタジオ
に分かれます。
ホットの方を細かく分ければ、
「ローホット」
「岩盤」
「ロウリュ」
などもあると思います。
常温は、そのままの温度という概念ではなく、”適温”の方が正しいですね。
私は常温(適温)を選択しました。
開業目線で比較
ヨガを習う・始める上での、「ホット vs 常温 論争」は多くの比較サイトがあるのでここでは開業目線で比較します。
《ホットヨガ》
〇人気がある
(↑メリットはこれに尽きます)
〇温め方の手法等で様々な差別化がしやすい
×設備投資が多額
(↑デメリットはこれに尽きます)
×シャワースペース等、面積も必要
×掃除が大変
(↑雑菌が一番好む環境下です)
《常温ヨガ》
〇設備投資が少額
(↑ホットに比べて)
〇インストラクターが集まりやすい
(↑あとからすごく重宝しました)
〇シャワースペース等が必要ない
〇掃除が簡単
×付加価値の醸成が難しい
ホットヨガの設備投資は高額
です。また維持管理にも常温ヨガとは比較にならないお金がかかります。
ここまで記載しますと、設備投資面だけで常温ヨガを選んだと思われてしまいますが、もう1点、ホットヨガに疑問を持っていたので、続けて記載します。
ホットヨガの危険性
そもそも論ですが…ホットヨガは40℃近い環境下で行われるスタジオが多いと思います。高温の中での運動は危険です。環境省の熱中症予防情報サイトにも、下記のような表があります。
35℃以上→運動は原則中止
協力者の同僚は、10年以上ホットヨガを続けている”ホット派”なので、ホットヨガの良さは沢山聞きましたので理解しているつもりです。
設備投資の面に加え、
- そもそも危険な運動環境下
- 多量にかいた汗は水分補給で帳消し
- 高温環境で必要以上に可動域が広がり怪我に繋がりやすくなる
- 自律神経を乱しやすい
- 終わった後の疲労感
というホットヨガの懸念を鑑みると、ホットヨガの選択肢は無くなりました。
また、開業後の話ですが、国民生活センターが興味深い記事を掲載していました。
「ホットヨガ」によるめまい、のぼせ、吐き気、頭痛に注意!-レッスン中だけではなく、レッスン後に体調不良となることも-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200709_1.html
(引用元:国民生活センターHP)
〈補足〉
ホットヨガは常温ヨガにはない魅力も沢山あると思います。どちらを選択するかは、開業される方の考え方次第ですので、ここで記載したことは一つの個人の考えとしてご参考にしていただければ幸いです。
ただ、私のスタジオに来ていただいているインストラクターの中にも、複数名ホットヨガで体調を壊したという方が居たことも事実です。
ホットヨガスタジオを経営している皆様におかれましては、危険性の部分も十分にお伝えした上で、入会促進活動に努めるべきだと強く思います。