スタジオの定員を決める
物件探し&収支計算の土台
先のブログにおいて、ホットではなく常温という決定プロセスをお伝えしました。
続いて大切なポイントが、1レッスン当たりの最大定員は何人かという点です。
- 更衣室の大きさ
- 受付対応人数
- 目の届くレッスン
- トイレの数
- 控室のスペース
など、様々な要素の土台になります。
また収支計算の土台でもあります。
1レッスンの最適人数
軍資金や人的資源は無いことから、1レッスンの最適人数を10名と設定しました。
月間の延べ利用人数
÷
月間レッスン本数
=
10名
【月間の延べ利用人数の例】
■会員200名
■1会員あたり月6回利用
=1,200人(月間の延べ利用人数)
【月間レッスン本数の例】
■レッスンは1日4コマ
■無休として1ヶ月30日
=120コマ(月間レッスン本数)
1会員あたり月6回利用というのは全く根拠がありません( ;∀;)仮説です。これを前提にプランニングしていくことにしました。
体験レッスンに行った某大手スタジオでは、1レッスンの受講人数が30名くらいでした。個人的感想としては、
- 手を伸ばすと隣と当たる
- ダウンドッグの時に人のお尻が目の前
- 1人1人には到底目が届かない
などが人数が多いデメリット。
結構気にし過ぎてしまうんです。。
いろいろなことを( ;∀;)
ちなみに協力者の同僚は、
自分のペースで過ごすから人数は関係ない。
逆に多い方が目立たなくて良いかも。
という考え方です。
価値観は人それぞれなので、経営者の理想や想いを形にするには何人が最適かを考えて行けば良いと思います。
ただしベースの方向性として、
- 低単価で集客で勝負!
- 高単価で付加価値で勝負!
どちらか必ず定めましょう。
1はとってもお金がかかります。
ある意味、体力(財力)勝負。
- 良い立地(駅近くまたは駐車場完備)
- ギュウギュウにお客様を詰め込む
- 若手インストラクターを契約社員として囲い込む
- マニュアル化されたレッスンを一日に何レッスンも担当させる
- ガンガン広告を打つ
これでOKです。お客様の入れ替えが激しくても、一定の規模があり安ければ数を取り続けられると思います。
未経験・小資本から始める場合は、
確実に「2」を選ぶべきと思います。
更衣室が盲点!?
定員の設定で少し盲点になるのが更衣室。
レッスンとレッスンの間隔を何分あけるかにもよりますが、1時間開けないと更衣室が被ります。例えば、
■17時から1時間のレッスン
インターバル30分で
■18時30分から1時間のレッスン
と設定したとします。
17時のレッスンが終わったお客様と、18時30分のレッスン前のお客様が結構被ります。定員10名であっても、1.5倍くらいのロッカーを用意する必要があります。
レッスンを1時間開ければ解決です。
ただし!
インストラクターも1レッスン毎に替わるなら問題ないですが、例えば同じインストラクターに2レッスン持ってもらおうとした場合は、インストラクターの拘束時間が無駄に長くなります。
- 1レッスンだけ持ってもらう
- 2レッスン続けて持ってもらう
だと、2レッスン続けて持ってもらう方が、インストラクターからすれば効率的なのでレッスンフィーの単価をさげる交渉がしやすいです。
2レッスン続けて受講する人は居ない
前提であれば、このあたりも考慮していく必要があります。
今回のブログでお伝えしたいこと。
定員数に比例して初期費用がかかる
ロッカー一つでも、意外と高いです( ;∀;)
まずはスモールスタートをお勧めします!